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2006年12月27日

アッチコッチへフラフラと。

 さすがに師走という感じで、ボクもon the run状態である。今ノンビリしていると来年の予定が立たないし、誰もそれを肩代わりしてくれる訳ではないので、しょうがなくボクは振り子のようにアッチ行ったりコッチ行ったりするのです。ミュージシャン、とはいえ、音楽を創っていればそれだけで良いという訳にはいかない。しかし、むしろそんな音楽を創るという行為以外の活動にたくさんのモティベーションの素があるものです。創作の元は常に行動/摩擦から生まれる。アッチにぶつかり、コッチにぶつかり、ゴチンゴチン、なのです。

 そう!ボクがやるベキはズボンズの次のステップを発見する事なのです。バンドを冷水にさらしたレタスのように新鮮に保つ為のアイデアが必要だ。自分を新鮮に保つ為に、自分で問題を作り上げる。なんともややこしいゲームの最中にいるもんですね。脳みそ、脳みそ。

 ボクの最も敬愛するミュージシャンの一人、The Howling Hex、ことNeil Hagertyの新作(といっても今年の秋にリリースされたもの)を聴く。ポリリズミックなリズムセクションをバックにフリーキーなギター、ストーンズ+オーネット・コールマンな感じのかっこ良さは相変わらずだが、こない。どうもNeil氏は外に向かって音楽を作ってないような印象だ。かっこ良い音楽を作っていても、「かっこ良いだろう?」という問いかけがないと、どうにも返答できない気がする。このまま「別に誰にも理解してもらわなくってもかまわんよ」という態度でいて欲しくないなぁ、と思う。3曲聴いて、読書に切り替えました。

 JBが他界してしまった。JBヨ、キミガシンデシマウノカ……。寂しいが、JBの創った業績は消えることはないし、JBのDNAは世界中に残っている。だから悲しい感じはまったくしない。ボクだってJBのDNAをちょっと持っているくらいなのだから。悔いなし。立派である。(大体がJBの曲聴いて悲しくなる方が難しいではないか。)

(CFAC通信:今日、吉祥寺のミスドにてCF。やはり上出来のCFだった!何か変わったのでしょうか?会員のみなさんは至急街のミドショップに出掛けて、確認してくる事。よろしくです。)

2006年12月25日

CFAC通信。(BBT報告)

 ツアーに出る、という事は、毎日移動し、パーキングエリアでロクでもない食事をし、リハーサルをやって、みんなでコーヒーを飲みながらドーナッツを齧る、という事である。

 今回のツアーにおいて、その点はボクの中では数ある不安材料の一つでありました。チョコファッション愛好クラブの会長を自称する私ドン・マツオでありますが、ここのとこ如実にドーナッツの話題を避けていたのを気付いていた人はいるかもしれません。そう、実はこの7月から11月までの間、チョコファッションの出来/管理に大きく不満を持っていたのです。実際には「もう食べるのヤ〜メタ」とすら思っていたのでした。なにしろ買えども買えども、ボクの大好きな「外側はカリッとしてて、中はフンワリ」とした状態のチョコファッション(以下CF)に出会う事が一度もなく、ないばかりか「中も外もフニャフニャ」という、まったくもってロクでもないCFばかりにあたっていて、「これはもうミスドという会社自体の製造/管理の指示の出し方に問題があるのだろう」と思って、ウチウチには「ミスドでなくてスタバに行こう」運動やら、「ミスドの上層部に抗議の手紙を書こう」運動やら起こそうと本気で考えていたくらいだったのです。

 ところが、先程も書いた通り、ロックバンドのツアーとはドーナッツとは切り離せないものですので、「今回のツアーはいつもより厳しいものになるゾ」とメンバーにも口を酸っぱくして言い聞かせておりました。おいしくないドーナッツを食べると、まったく気分がノラないですから。

 ツアーが始まったのは11月19日のいわきからでした。いわきにスタバはなく、駅前にあるミスドにて勇気を出してCFを購入。しかし、やはり予感は適中。Bad チョコファッション(以下BCF)で、ボクの疑惑を更新したに過ぎませんでした。続く北回りの間中それは続きましたが、仲間ともかけがえのないドーナッツタイムを楽しむために、ボクは根気強くBCFを食べ続けたのでした。(何故かサッポロでだけ「抹茶チョコファッション」という珍品を購入。あれは他の場所では見なかったので、限定品だったのかな?いずれにしても抹茶とCFでは、どんな味のコラボレーションも期待できないといった所でしょう。)

 風向きが変わったのは11月24日、早稲田大学所沢校舎でのライブの日でした。学園祭のスタッフが気を効かせてドーナッツを用意してくれていたのですが(アリガトウ!)、なんとそれはボクの求めるクオリティーのCFだったのです。嬉しくて思わず写真に撮ってしまったほどでした。その時は「フム、偶然か、それとも所沢の店の店長の指導が行き届いているのか。いずれにしても感心なことだ。」と心の呟きを漏らしていただけです(もしかすると実際に喋っていたかもしれません)。

 ところが!翌週から始まった西/南回りのツアーでの各地のCFのクオリティーが上がっているではありませんか。買うトコ買うトコでそれなりに良い状態のCFが手に入り、ボクはとても嬉しかったです。これは何か上層部的テコ入れがあったのでしょうか?各地でCFに対するバッシングが強まってきてて、とうとう製造方法のマニュアルの見直しを計った、とか、各店鋪にCFマイスターを常駐させてCFの出来をチェックさせている、とか。いずれにしてもCFの復活はボクにとってとてもとても喜ばしい事件で、そのお陰でツアーも大成功だった、といっても過言ではありません。小さい幸せではありますが、それに救われる瞬間ってありますもんね。

 でも考えてみればフレッシュじゃないドーナッツなんて全然意味ないワケだから、最初からシッカリ作って欲しいものですけど。ユーザーを舐めてますよね。CFACのみなさん、決して舐められてはイケマセン。次は運動を起こしましょう。常においしいCFが食べれるように!

ps、それでも悪名高い下北沢店と十三店のCFはBでした。店員もどうにかして欲しいと、時々思います。

ps2、新宿にクリスピー・クリーム・ドーナッツができたそうです。並ぶそうです。ボクは並んでドーナッツを買いたくないナァ。でも近々行ってみようと思います。

2006年12月24日

定住して引っ越しの予定なし。

 クリスマスだ!(厳密に言えば明日なのだけど)みんなこれからプレゼントしたりされたり忙しい事でしょう。いいねー。

 ボクの親は超現実主義者で、子供の頃一度もサンタクロースがウチに来た事がなく「オレが(つまりボクの親父が)」プレゼントを買ってあげている、と宣言していた。なので、子供心に「何故ウチにはサンタが来ないのだろう?」と寂しく思っていたが(煙突も暖炉もなかったし)、それが良かったのかどうか、ボクにはわからない。いずれにしても子供は様々な現実を飲み込み、受け入れながら大きくならざるを得ない。ボクは大きくなった。

 それでもクリスマスというハレの日のワクワク感の記憶はボクの心に定住していて、たとえサンタがいなくても、たとえ宗教的に問題あれ、楽しければいいのだ、と考えている。人生の中で楽しい事は一つでも多い方がいいもんね。一体いくつになるまで楽しいのかは疑問ではあるのだけど。

 なので、今日とても忙しいボクはこの辺で。みんなに幸せなクリスマスが来ますように。

2006年12月23日

外はもう……。

 Welcomeback home。しかしウチに帰ると、とても寒い。つい一昨日までホテルの気密性の高い空間に慣れていたもので、隙間風の吹く日本家屋の我が家ではすぐにも風邪をひいてしまいそうです。ハックション!(しかも温風の嫌いなボクのせいで、ウチにはオイルヒーターほどの暖房設備しかないのだ。ブルブル。)そういえば昨年の今頃はおたふく風邪にかかってたんだっけ……。1年って早いですね。

 今日街に出てみると寒さも相まって、とてもクリスマス/年末的な雰囲気が漂っていて、思わずハイになってしまった。ボクは夏と年末が大好きなのである。人にプレゼントするのも大好きだ。(もしかするとこれは九州人の特性なのかもしれない。今回九州に長く滞在して、親戚のおじさんやら知人と会ってそう思いました。でも不確かです。スミマセン。)もらうのも好きだけれど、どちらかと言えばあげるのが好きな傾向にあると思う。今日もたくさんのプレゼントを購入し、クリスマスケーキを予約して、コーヒー&ビスケットをしました。夕食はおでんです。ボクはおでんでは玉子とタコが好きなのだけど、生のタコはあまり手に入らないです。今はミルクティーを飲みながらサッポロでいただいた六花亭のいちごチョコをつまんでいます。宇宙食のようなチョコだ。

 昨年はちょうどクリスマス/年末〜お正月までおたふく風邪で酷い目にあっていて、まったく楽しめなかったので(しかもソロアルバムのプロモーションやってた)、今年は存分に楽しみたいと考えております。なにしろ昨年のクリスマスの日は実家でのクリスマスパーティにもボクは出席できず、何故かTVでマグロの一本釣りの番組を朦朧としながら見てた記憶があります。あれは実にミゼラブルなクリスマスだった。今年は風邪ひくまいぞ。ゴホゴホ。

 みなさんはクリスマスプレゼントは買いましたかー?